株式会社EVC

マイクロソフトが
パートナーイベントで
大規模ライブ配信を実施
Bizlat on Azureで
高品質な映像提供と
容易な管理を実現

日本マイクロソフト株式会社様
日本マイクロソフト × Bizlat on Azure

日本マイクロソフト株式会社では、日本マイクロソフトのパートナー様向け最大のカンファレンス「Japan Partner Conference 2019」における基調講演 をリアルタイムでライブ配信。

EVCが提供するBizlat on Azureと日本マイクロソフトが提供するクラウドプラットフォーム「Microsoft Azure」を最大限に活用することで、 高品質なライブ映像を数多くの視聴者に提供すると共に、容易で確実なシステム運用管理を実現。

大規模ライブ配信に おけるMicrosoft Azureの圧倒的な性能と、Bizlat on Azureによる一気通貫での動画配信管理の有効性を実証した。

お客様紹介

日本マイクロソフト株式会社

日本マイクロソフトは、マイクロソフト コーポレーションの日本法人です。マイクロソフトは、モバイル ファースト&クラウド ファーストの世界におけるプラットフォームとプロダクティビティのリーディングカンパニーで、「Empower every person and every organization on the planet to achieve more.(地球上のすべての個人とすべての組織が、より多くのことを達成できるようにする)」を企業ミッションとしています。

日本マイクロソフトは、この企業ミッションに基づき、「革新的で、安心して使っていただけるインテリジェントテクノロジを通して、日本の社会変革に貢献する」企業像を目指します。

〒108-0075 東京都港区港南 2-16-3 品川グランドセントラルタワー
https://www.microsoft.com/ja-jp/

導入の背景

パートナーイベントの基調講演を
Azureで大規模にライブ配信

2019年8月30日、日本マイクロソフト株式会社が都内で開催した、「Japan Partner Conference 2019」は、今年で16回目となるマイクロソフトのパートナー様イベントだ。

パートナー様のビジネス発展とそのための情報共有、さらにネットワーキングにフォーカスしたこのイベントにおいて、革新的な試みが実施された。それが会場外の視聴者に向けた基調講演の大規模ライブ配信だ。

数多くのお客様が参加した基調講演
数多くのお客様が参加した基調講演

今回のイベントで、基調講演のライブ配信を統括した日本マイクロソフト株式会社 パートナー事業本部パートナーマーケティング統括本部 マーケティング戦略本部 パートナーマーケティングマネージャーの木浪風有子氏は、その狙いについて、「講演などのライブ配信は、既に一般的なものになってきていますが、Microsoft Azureは、このようなライブ配信、特に大規模な案件に関する数多くの実績を持っています。今回の基調講演では、Azureでライブ配信を行い、当日来場できなかったお客様に臨場感溢れる高品質な映像をお届けし、Azureの可能性を体感できる機会を創出したいと考えました」と話す。

導入の経緯

Bizlat on Azureがエンドツーエンドの
映像ライブ配信と管理を実現

しかし、実際にライブ配信の仕組みを構築し、当日の運用を滞りなく進めるためには、実績ある優れたパートナーのアサインが不可欠だ。そこで同社では、映像パートナーとして長年協業し、マイクロソフト ジャパン パートナー オブ ザ イヤー 2018(Media & Entertainment アワード)受賞企業でもある株式会社EVC(以下、EVC)に支援を依頼する。

今回特に重要視されたのは、EVCが提供するクラウド型 動画管理・配信プラットフォームサービス「Bizlat on Azure」の存在だった。

技術面を担当した、日本マイクロソフト株式会社パートナー事業本部 パートナー技術統括本部 クラウドアーキテクト本部 クラウドソリューションアーキテクトの大川高志氏は、「Bizlat on Azureは、映像のライブエンコーディングから配信、さらに視聴者側のプレイヤーに至るまで、ライブ配信に求められる全ての機能を一気通貫で提供する優れたプラットフォームサービスであり、Azureが前提となっている点でも、今回の用途に最適なものであると判断しました」と話す。

基調講演の映像がビデオカメラから届くと、MEDIAEXCEL社HEROライブエンコーダーによってエンコードされ、インターネット経由でMicrosoft Azureへ引き渡される。Bizlat on Azureは、Azure Media Servicesと連携しながら、動画の配信から視聴者の利用帯域などに合わせた映像品質の選択など一連のライブ配信機能をコントロールする。

今回、動画配信のシステムプロデューサーとしての役割を果たしたEVC代表取締役の國分秀樹は、「国内ではEVCのみが提供するHEROライブエンコーダーは、非常に高品質なエンコーダーです。そして大きな特長となるのは、Azureの初期設定ファイルがあらかじめ用意されている点です。正にAzure上でのライブ配信では、最も親和性の高いライブエンコーダーと言えるでしょう」と話す。

直感的な情報把握や管理が可能なBizlat管理ポータル
直感的な情報把握や管理が可能なBizlat管理ポータル

配信される映像の品質面でもBizlat on Azureの強みが発揮された。

「配信する際、ビットレートが異なる複数のデータを用意し、それぞれの利用者のネットワークの状況に合わせて最適な映像を提供するABR(可変ビットレート)配信を実現しています」(國分)。

室内などネットワークの帯域が十分ある視聴者は、ビットレートの大きな高品質な映像を楽しめ、屋外で移動中等の視聴者は、ネットワーク状況があまり良くない環境でも停止することなく映像を見ることができるなど、視聴環境に合わせ最適化した配信を実現する。

マイクロソフトでは、公開されるイベントWebページから配信の内容が見られるようにしたいという要望もあげていた。木浪氏は、「Bizlatは専用のポータル画面を持っていますが、今回はイベントのページでも同様にライブ映像を表示したい旨をEVC社に伝えました。驚いたのは、お願いするとすぐにイベントWebページへの組込みが完了したことです」と話す。

非常に迅速な対応ができた背景には、Bizlat on Azureが標準提供する”再生用URL”機能の存在があった。「お客様がご自身のWebページにURLを埋込むだけで、映像を該当ページで表示できるようになります」(國分)。さらに同機能により、コンテンツ同時視聴数やユーザープロファイルなど、通常Bizlat管理ポータルに表示される情報も提供することができる。

導入のポイント

  1. エンコードから、配信、プレイヤーまでをカバーするBizlat on Azureの一気通貫な提供機能
  2. 大規模配信を実現するMicrosoft Azureに最適なHEROライブエンコーダー
  3. ABR配信(※1)、Webページへの映像組込みを実現。VOD、自動翻訳・字幕挿入も使用可能

※1. 可変ビットレート配信:受信者側のネットワーク帯域に合わせ、ビットレートの異なる映像を提供する配信の仕組み。

※ Microsoft、Azureは、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標 または商標です。

導入の効果・今後の展開

今後の利用では、
VODや自動翻訳・字幕挿入などの活用も視野に

8月30日を迎え、基調講演がスタートするとBizlat on Azureを活用したライブ配信が実施され、多数の視聴者が、会場と変わらない講演の視聴を体験した。

大川氏は、「実施前には、私達が対応すべき作業も多数あるのでは、という懸念がありました。しかし、EVCのBizlat on Azureによって、必要な機能全てが提供され、さらに当日の運用もEVCの担当者にお願いできたことで、私達が実質的に何も対応する必要がなく、無事ライブ配信を終えることができました。これはEVCとBizlatを選んだことによる大きなメリットと言えるでしょう」と評価する。

ライブ配信の運用を担当したEVCスタッフ
ライブ配信の運用を担当したEVCスタッフ

大規模なライブ配信を成功させ、AzureおよびBizlat on Azureの有効性を実証したマイクロソフトでは、既に次のステップへの構想を練り始めている。

木浪氏は、「今後は、ライブ配信に加え、VODとしてイベント後にアーカイブ映像を提供したり、自動での字幕挿入なども行っていきたいと考えています。これらの実現にあたってもBizlat on Azureが有効になると確信しています」と強調する。

Bizlat on Azureは、ワンクリックするだけでライブ配信後にVODを生成する機能や、Azureとの連携によって動画の音声を識別し、検索キーワードや自動翻訳・字幕挿入する機能も標準で提供している。

Microsoft Azureの強みや可能性が広く認知されるようになる中、その最大の特長とも言える映像関連サービスの適用にあたって、EVCとBizlat on Azureは、今後も大きく貢献し、必要不可欠なものとなるだろう。

※この事例は2019年9月時点の情報を元に構成しています。
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